MEMO
ある意味、スラッシュが自分の音楽的好みを最も全開にしているプロジェクトがこのブルース・ボールかもしれません。アルバム・リリースを目的としたわけでもなく、ただ純粋に楽しんでプレイしたいという雰囲気でのライヴ。とはいえ忙しい合間をぬってかなりの数のライヴをやったのはそれだけ楽しくやれたからではないでしょうか?そしてある意味、スラッシュ関連タイトルで最もレアなのはこのタイトルかもしれません。何しろこのバンドは音源のリリースがなく日本にも来ていないので、こうして見られるのはスラッシュ好きにはたまらないはずです。メンバーはガンズやダフのツアーにも同行したおなじみテディー・アンドレディアスがオルガン、ハーモニカとなんとリードヴォーカルを担当、しぶーいノドを披露しています。ベースは後にスネイクピットにも加わるジョニー・ブラックアウトことジョニー・グリパリック。この頃はまだロン毛です。ドラマーはアルヴィーノ・ベネットで黒人ならではのグルーヴィーなドラムをプレイ。そしてボビー・シュネックをリズム・ギターにデイヴ・マクラーレンをサックスに加えたラインアップで古今東西のブルースの名曲を中心にカヴァーしています。とにかくスラッシュは弾きまくりです。「STONE FREE」「HOOTCHIE COOTCHIE MAN」「SUSPICIOUS」ガンズでもおなじみ「KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR」はこのメンツではシブーイ仕上がりになってまた違った魅力があります。ショット自体は狭い場所なので上半身アップでギターの指板を行き来するスラッシュの手元までばっちりと見えますが、やや手ブレがあり、ステージをとらえきれていない箇所もあります。ただライヴは2時間以上、音源もないバンドとくれば見られるだけでも幸せですよね。そう思えるスラッシュ・ファンなら絶対に感動間違いなしの超レア・タイトルです。
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